A Head in the Clouds
Is the Drift of
Honda Yoshinobu's Poor Productions.



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☆アータウ (2015/09/10)

 ‥なんてことを書いてる場合じゃなかった。何処でも起こるなこれはもう。

☆アータウ (2015/09/09)

 ひねもす間欠的な土砂降りが。空が乾涸びてしまう。

☆涼風 (2015/08/21)


 間違えました。「りょうふう」です。今年も暑過ぎて人生を儚んでしまいそうだったので,信州へ日帰り現実逃避にいってまいりました。

 道の駅「美ヶ原高原美術館」駐車場から,確かこれは東側を望ム。時間帯も悪いのでしょうが行くたび大抵雲だらけで何も見えないので,今回は珍しい!と思って撮ったはいいものの,後でくっつけてみたら,雲と山の境目を無意識に地平線と見做してしまって何も考えていないのがまる判りです。どんどんフレームが上がっていってる‥

 山本小屋に車を止めて,今回は王ヶ頭からもうちょっと先の王ヶ鼻まで足を伸ばしてみました。片道1時間半もかからない,世間的には軽い軽い軽いハイキングコースですが運動不足の身にはいやまぁもう,‥‥ひぃぃ,すぐ足下に松本盆地が‥!! 鼻と云うだけあってけっこう切り立った地形のようで,足元の心許なさを写真ではお伝えできないのが残念です。
 今回は色々見晴らせてよかった。果たして山頂は存在するのか,裾しかないのでは?と危ぶんでいた蓼科山もちゃんと見えたし,あとバブルの遺構かと思わせた白樺湖の諸施設も,夏休み且つお盆休みの時期にはそれなりに稼動して子供たちの歓声を聞かせてくれててちょっとホッとしました。外部の人間としては装飾過多の施設なんかそもそもない方がいいのですが,あるならあるで廃墟然とされてもいかにも寂しいので。

☆初風 (2015/08/15)

 

☆ホワイトアウト (2015/06/13)

 夜勤明けに待ち合わせて東海方面へ。当初,由比のちょっと先の薩埵(さった)峠へ行こうと云う話になって向かったところ,あいにく天候は曇りから小雨混じりになって,清水で高速降りてもそれは変わらず。くだんの峠が富士山を浮世絵の構図よろしく眺められる場所,とのことだったので,遠望が無理なら行っても仕方ないと諦め,さてでは替わりに何処へ行こう?
 夜勤明けを抜きにしても,近年では他にドライバーが居るときには専ら後部座席で地図と景色を眺めるのが習い性となっておりますところのワタクシが,ちょいと戻って清水市街を抜け千頭(せんず)まで山越えをするルートを提案,了承されました。あっ,清水市っていまもうないんだ‥
 雨の山道ってどうよ,と些かの懸念はありますものの,無理そうなら引き返せばよいと静岡市郊外のバイパス経由で藁科川沿いに入り,山の方へ向かいます。大した距離は走ってないのに,黒俣川へ分岐する頃には辺りはもはや深山の趣き。いいぞ。でも更に氷川へ分かれて分水線へ向けて登るうちに,雨は大したことないけど視界がどんどん真っ白に。これはスゴい。霧と云うか雨雲の中に入っちゃったようで,視界5メートルもなさそう。
 峰山・杉尾地区へ入り,一応,学校の案内標識があったり,商店のような家の前も通り過ぎたのですが,てんでに白い垂れ幕の中からボンヤリと現れてはすぐ消えていくだけなので統合的な印象を持てず,とても集落の中を走ってるとは思えません。心細さもひとしお。どこの異世界だここは。そんなこんなビクビクするうち,分水線の尾根をはずれて大井川水系へ向けて下り始めたら,とたんに晴・れ・た! なるほど東側では雲がまさに大量生産されていたのか。
 西側世界は日向で暖かかった‥

 と云うか暑い。
 大井川へ駆け下りて千頭着。千頭と云えば大井川鐵道のターミナル駅のひとつだし,タイミングがよければSLが拝めるだろうと思ってたら,去年から夏期は「きかんしゃトーマスフェア」なるものをやっているそうで,予想外の風体のロコモーティヴを拝んでしまいました。いやしかし――カメラ! カーメーラー!!
 参ったなぁ,すっかり忘れてた。まぁいいや。停車中の機関車の運転席に入れてくれたり,板張りで延伸したプラットフォームの長さを使い切って長々と連なる客車とか,電気機関車と待避線と転車台を使って列車の進行方向を転換してたり,被写体に事欠かなかったけどまぁいいや。

☆夏井ふたたび (2015/04/20)

 今年は咲いている時期に行けた!

 ちゃんとシーズンに行けば屋台とかも出ててお花見ムードも満点――ええと,桜色の隙間に見える青とか赤とかがそれです。まともに写真撮ってなかったな‥

 磐越道をいわき方面から来ると,小野インター手前の長い下り坂に差し掛かったところで,桜並木を正面から見下ろす格好になります。桜色の塊りのムリムリ感がなかなかよかったのですが,これまた写真に撮ってない。運転してたし。
 とまれ,朝8時過ぎ頃に着いて桜並木の端から端まで歩いて珍しく屋台で買い食いしたりで2時間くらいはのんびりと。いずれ夜に来てビール片手にそぞろ歩きたく思いました。混んでるだろうかなぁ‥

 千本桜を発って郡山への道すがら三春にも寄ってみたところ,こちらも多分見頃でちょうど日曜でもあったし,ってことなのか,車の待ち行列が出来てて滝桜見物は諦めました。一昨年辿り着けたのは平日だったからなのだと再認識(ちなみに去年はそもそも時期はずれ)。
 そして今回は会津へは回らず,猪苗代湖の手前で折れて東岸から南岸へ辿り下り,羽鳥湖を経由して白河から東北縦貫に乗ってお帰り。

  ところで猪苗代から羽鳥湖へ向かう途中で寄った蕎麦屋(?)兼みやげ物屋さんが,席数は10前後と小ぢんまりしているのにその内装が,民芸品のようなもので埋め尽くされてて面白く,昔の(武家)屋敷(?)だか庄屋(?)みたいなの(よく判ってない)の紙製ドールハウスなどとなんだか手が込んでいて,驚いたのはそれらが全て女性店主のお手製なのだそう。
 た,只者ではない。
 で,お蕎麦は普通に美味しかったし,しかし,何と云うお店だったか,地図で云うとどの辺か,てのは判然としません。たまたま運転当番で(紙の)地図見てなかったしカーナビは近視眼的で刹那的な情報しか呉れないし,他の人たちはあんまりマメに地図を追ってくれないし(まぁメチャメチャ古い道路地図しか持ってないってのもあったんですが),とか色々で。しかし同じ道を辿れば多分また行ける筈だとほゞ確信して詳細は敢えて掘り起こさず。要は猪苗代から羽鳥湖へ向けて標識を辿っていけばきっと大丈夫。

☆‥あれっ? (2015/04/06)

『ファフナー』取り敢えず終わっちゃうんだ‥‥

☆‥あっ (2015/03/02)

 移転告知をすっかり忘れてウカウカと日々を消化していたら,OCNのサービス終了期日が来てそして過ぎていました――てことに,湯大人から送られた,エクソダスしたならシナイ山の場所を詳らかにせよ!との督促の手紙のお陰で気付きました。
 ああしまった! 松はもうとっくに取れとるわーーー!!!!

 なんてこった,すいません。て云うか,お久しぶりです。

☆都心の空は広く,そして狭かった (2015/02/10)

 夜勤明け,たまにはブラリと散歩しいしい帰るかなと少々大回りをいたしまして,官僚どもを次々呑み込んでいく霞が関を経由して外桜田門をくぐり,お堀端を歩いてみましたらば,朝も早い(9時近くではあったけど)のに大陸からのお客さんだらけでビックリ。老いも若きもあちこちに,ちょっと派手な色合いのジャージ風ユニフォームをまとった修学旅行生と思しき集団とか――とにかく人はたくさん居るのに日本語が全然聞こえて来ない! ここ,何処? きっと日本語を話してくれるに違いない,集合記念写真を撮るおじさんたちは,めいめいが商売道具類の整備に余念なく,無口。
 でもって大手門の方へジャリジャリと,内堀通りはすぐそこの筈なのに,その割りにやけに静かに感じる広い広い広いインペリアルな敷地の玉砂利を踏みしめつつ歩ってったら,お堀沿いの松の木々をメンテナンス中の庭師が3人ほど。枝に引っ掛けた梯子に登ってチョキチョキやってるのですが,その枝と云うのがお堀の水の上に張り出してるやつで,なんかもう,高所恐怖症気味の身にはアクロバティック感が3倍増しに――て,よくよく見たらうち1人は白人さんでした。インターナショナル江戸城。

 そんなこんな,日差しは暖かいけどしかし風はえらく冷たく,そろそろ家路につこうと大手門から外側へ折れて東京駅に向かったら,皇居周りの風景空間とのギャップがひどくて若干めまいが――空が狭い! 今更ではありましょうが,丸の内界隈のビルヂング群のニョキニョキ感と云うかムリムリ感と云うか,あの密度と圧力はなんかとても異常ではないですか。モンティパイソンの永久生命保険会社だったかそんなタイトルの掌編映画をなんとなく思い出すのも我ながらちょっとどうかと思わないではありませんが,ホントの都心を歩いたことって今まで殆どなかったんだなぁと詠嘆しつつ,しかし例えば西新宿辺りがのどかな田舎町に思えてしまうってのはやっぱりどっかおかしい,変だよ丸の内!

 と云うわけで,これらすべてのビルの上層では様々な黒々欲求に突き動かされたおかしな人たちが激しく剣突くし合っているに違いない,と妄想しつつ陽の差さないビルの谷間を凍えながら漂い過ぎまして,トーキョーステーションに入ってようやっと日常へ回帰いたしましたことです。

☆元旦雪まみれ巨人まみれ (2015/01/05)

 ――と云うわけでそっくりそのまま移転しました。何事もなかったかのように再び不活発に活動して行こうと思います。と云ってもまだ向こうに告知載せてないし今のところホントのホントに独り言ですが,松が取れてからでもボチボチと。

 ところでここ2,3年所謂喪中続きなのですが,まぁもうなんかあれです,明けましておめでとうございました。
 元旦は,下の弟が「味噌カツ喰いたい」と宣うたので,弟一家らと名古屋へ行ってまいりました。未明に車で出発。雪予報だったけど出発。元旦から味噌カツ食べさせてくれるところがチェーン店以外にあるともみんな思ってなかったけど出発。上の弟は夜勤なので後から新幹線で。
 さて途中,新東名の案内板でなぜか1箇所だけ満車表示のSAがあって首を傾げてたら,成る程,南に駿河湾を望みつつ初日の出を拝むのに絶好のロケーション。折角だからと立ち寄り,朝日を拝み浴びて後再出発――つまりは快晴。富士山を麓まで色々な方角から愉しめちゃうほどでした。
 三ケ日までは。

 東名を走る際には安倍川大井川天竜川など川幅の広い眺めを楽しみにしてるのですが,山側を走る新東名では道が高くて川の眺めはイマイチ。独り河祭りを不首尾に終え後部座席でウトウトしつつ,ふと気付けばなんか白いのが舞っている。沢山。しかもでかいのが。やはりこれは無理か駄目かと少々怖れていたところ,岡崎辺りでまた晴れとなり,名古屋方向を見晴るかしても雲量少々,取り敢えずは大丈夫そうと西進を続け,11時ちょい前に名駅に辿り着きました。見上げる限りでは雲量ゼロ。そしてさほど待つこともなく弟1も電車で到着。
 道すがら,開店してるのはやはり殆ど外食チェーンだけのようだったし,同じことならこれはもう近場で手を打とう,と駅構内を頼り,味噌カツを食べて取り敢えず所期の目的は達成。味噌ダレはいいとしてカツがちょっと,とかはあったのですがまぁそこはそれ。
 さぁではこれからどうしよう。まんまコンクリート製らしいけど腹ごなしに歩きで名古屋城? よし名古屋城。では,と駅ビル出たら空が真っ青なのはいいとして寒風強し――これ冷たいしオレ飛んでっちゃうよ。それに地図を検めたら歩くにはちょっと遠いんじゃないの若しや。
 と云うことであっさり諦め,車で犬山城を目指すことにしました。なんでみんなそんな城好きなの。でもって車内に居る分には日差しでポカポカしながら名古屋高速の下を北上,ここで私はまたいつの間にやらウトウトと,そして気が付くと「いやぁ,これはダメだねぇ」「諦めようか」のような会話が耳に入ってきました。見ればまたしても外は薄暗く白いのが舞っている。――ひゃあ,たくさん!
 わずか30分ほどで世界は激変してました。車はUターンして元来た道を辿り返します――いえ今度は頭上の都市高速に乗って急ぎます。
 あゝところが! 環状線への分岐で左右を間違えまして。カーナビ読み違えたのかな。地図によると西側は湾岸線と接続していないようだし,一旦高速を降りることになりました。大通りを伝って東へ向かえば名古屋インターです。んが,「どうせ降りちゃったしついでに名古屋城見ようか」「そうしよう」と話がまとまってしまい,ちょいと寄り道することに。みんなお城好きだなぁ。
 ここでまたしても私はウトウトとしてしまったようで,気が付いたら名古屋城そばの公園の路肩に車が止まるところ。道路反対側の緑地のすぐ向こうに,城壁と,その上のこんもり木立の向こうに天守閣が見えます。雪に烟る名古屋城!

 ‥寒い。
 市内もすっかり雪模様。公園には四阿のような設備も見当たらず,頭上に藤棚のようなものは設えてあるのですがなにせ冬枯れ,雪よけなし。でも長居するつもりではないし折り畳み傘を引っ張り出すのも癪です。今ではすっかり歴女であるらしい姪が写真に収めようとスマートフォンをかざすのを横目に,私は細い柱の風下側で侘しく凍えておりました。寒冷地の行軍においては握り飯を懐に入れておらねば,いざと云うとき飯が凍って食べられん,などと戯れに八甲田山なぞ思い浮かべて遊ぶ余裕もなく雪中でただ震えておりました。
 そうこうするうちみな車へ戻り,さぁいよいよ帰――らない。
「岡崎辺りがまだ晴れてたら岡崎城址でも見てみようか」などと。だからなんでみんなそんな城好きなの。まぁ確かに味噌カツだけではね‥
 ところが帰りは一向に雪を抜けられない。冬期この界隈で云えば関が原なら北から雪雲がだだ漏れなので要注意なのは判るのですが,これはだだ漏れエリアが異常に広い,と云うか東海地方普通に雪なんですね??
 ここへ来て観光を完全に諦め家路を慎重に急ごうと方針転換。幸い交通量はそこそこ,雪もまだ積もるほどではなく,路面はそんなに危険な状態ではなかったので比較的順調に東へと。そのうち雪もやみました。しかし先行き遠方では事故渋滞が発生しているようで予断を許さず,沼津にさしかかった辺りからとうとう渋滞に追いついてしまいました。そこからが動かない。事故情報を見聞きして渋滞の伸縮に一喜一憂しながらジリジリと這うように。恐ろしいことに事故件数は減るどころか次々新しく生まれていくのです。時節柄“ちょー”サンデードライバーが多いのは判らないではないけど,しかしそれにしてもこれは事故多過ぎでは――と訝しんでいたら,御殿場・箱根辺りでなんとなく腑に落ちました。路肩にわりとしっかり雪が積もってて路面も一部凍りかけてる箇所があるようなないような。要するに,出掛けていい日ではなかったようですね。が,色々テンコ盛りで面白くはありました。

 それにしても,名古屋を出たのが(出ようとしたのが)恐らく2時とかそのくらいで,家に辿り着いたのが確か10時頃。Uターンラッシュが始まるタイミングでもないのにえらく時間喰ったものです。帰り道,弟夫婦が持ち込んだ『進撃の巨人』DVDを1話から20話近くまで見られちゃうくらい喰った。車は3列シートのワンボックスで,私は真ん中に座っておりまして,で,1枚終わると後列から子供の腕がヌッと伸びてくるのです。手には次のDVD。それを前列助手席に渡し,代わりに再生の終わったメディアを受け取って後列に渡すと云う無言の連携により鑑賞はスムーズに。でも車の進行は亀の歩み。
 しかしあれはなんですか,ついつい続きが気になっちゃっていかんですね。アルミンとミカサのキャラクタもよかったけど。アルミンあのまま理に走り過ぎないといいなぁとか,ミカサ情が深すぎて怖くていいなぁとか,巨人こえぇなぁとか,立体機動装置楽しそうとか。仕方ないので残りのDVDを貸してもらい,家に帰ってから旅の疲れそっちのけで全部見てしまいました。ドライブも『進撃の巨人』も面白かった! 元旦お腹いっぱい。寝ろよ。

☆移転余儀なし (2014/11/28)

 半年以上ほったらかしだったなぁ――と思ったら,書くだけ書いといてアップロードを忘れていました。春先に書いたものを初冬に上げるのもどうなのか,などと逡巡するのも既にえらく暢気な話で,それどころか外目にはもう1年間放置ではないですか。廃業ホテルなら荒れ果ててるレベル。ああいえ晩夏に高原ドライブへ行った折,白樺湖畔で見たホテルの廃墟を思い出しましてね。物悲しいったらもう。
 すいません言葉尻で連想しただけです。以下,本題:
 9月だったかに OCN から来早春にもホームページサービスを已める旨の連絡が来まして,寝耳に水でビックラこきました。で,そもそもサイトを閉じようかどうしようか,試しにそっから悩んでみたのですが,個人的趣味としてスタティック(?)な置き場はやっぱりあった方がいいなぁ,と云うことで,ここはそっくりそのままどっかに移転することとしました。けど場所時期未定。
 ちなみに下は,秋口に伊勢神宮へ行った際に立ち寄った「五十鈴川カフェ」‥‥を画こうとしたもの。
 

☆まどろみ (2014/04/23)

 ここ半年ほどの忙しさは別に増税ラッシュとは何の関係もなかったのか,とガッカリしながら本日も残業終了,地上へ出れば陽も高いしあちこち店も開いていて,普通に昼日中。
 で,帰り道,なんとなく気紛れで地元一つ手前の乗換え駅でそのまま改札出ちゃって,ポカポカと暖かい正午間近の住宅街をヨタヨタと縫って歩いてみました。普段立ち寄らぬ天祖神社の境内に日露戦争出征兵士の碑を見出してみたり,されば家近くの神社にあるのは何だっけかなとよくよく見てみれば太平洋戦争出征戦死者の鎮魂碑であったり,そんなこんなひたすら寄り道を。それがまた,街がまどろんでるなぁ,とボンヤリ印象してしまうくらい静かな帰り道で,途中入ったコンビニでは若人やおじさんではなくおばさんが店番してて妙にまったりしちゃうし,なんだろうなこりゃー,とこれまたボンヤリ思ったりもしたものなのですが,後で何となく思い返すに,まどろむは我なりや? 精神的にまどろみながら歩いてたんだきっと。街がまどろんでいるように感じられたのは自分のまどろみの投影に違いない。

 ――などと思考を酩酊させてしまうくらいには疲れてるようなのでもう寝よう。

☆夏井千本桜 (2014/04/09)

 まだだった‥もう,全然。
 
 咲いていようがいまいが,どのみち家族と休みが合うのがこの日しかなかったので,開花情報なぞ一切見ずに行ってみたら予想の通り。滝桜もまだだったし。常磐道を北上するうちはあちこち桜だらけだったのに,磐越道に入るころには全く見かけなくなりまして。まぁこればっかりは仕方がありません。
 夏井千本桜は,昨年三春からの帰りに,川沿いの見事な桜並木が磐越道から垣間見えて,「なんだあれ,スゴい,綺麗,来年来よう!」とあとで地図にマークまでしといた場所なのですが(実は高速を降りようと思ったけれど,その場所からはいわきまでの長区間インターチェンジがなんと全くなかった),よくよく調べてみたら,二十年位前から町興しの一環で植樹が始まった,まだ若い並木だそうで。やっぱり高速から垣間見て「なんだあの桜並木は?」と驚いて町役場だか道路公団だかに問い合わせる例が少なくないみたい。脇見とかせずふつーに運転してても,視野の隅の山間でいきなり桜色が氾濫するのでビックリするのです。
 その後,磐越道を更に西へ進めば磐梯山はまだ雪をかぶり,磐梯SAのこれはどこの雪渓かと。会津を過ぎて大内宿も周囲は雪。北国はまだ冬の名残りが色濃かった。
 
 

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